太陽がくれた季節〜70年代の若者の姿を瑞々しく描いた人気ドラマの主題歌
君は何を今 見つめているの 若い悲しみに 濡れたひとみで 逃げてゆく白い鳩 それとも愛 君も今日からは 僕らの仲間 飛びだそう 青空の下へ 君は何を今 待ちつづけるの 街の片すみで ひざをかかえて とどかないあの手紙 別れた夢 君も今日からは 僕らの仲間 とび込もう 青春の海へ 青春は 太陽がくれた季節 君も今日からは 僕らの仲間 燃やそうよ 二度とない日々を 燃やそうよ 二度とない日々を...
View ArticleSeptember〜アース・ウィンド・アンド・ファイアーが放ったダンスナンバーの金字塔
覚えてるかい 9月21日の夜のこと 知らんぷりしてた僕らの気持ちを愛が変えたんだ 雲を追い払うようにね 僕たちの心は高鳴っていた 魂の歌に合わせて 僕たちが踊ったあの夜 星が夜を盗んでいったのを忘れない… バーディヤ 覚えてるかい バーディヤ 9月に踊ったダンスを バーディヤ 雲ひとつない素直な気持ちで...
View ArticleSEPTEMBER〜“キャンパス・ポップス”という新たな言葉を生み出した竹内まりやの出世作
からし色のシャツ追いながら 飛び乗った電車のドア いけないと知りながら 振り向けば隠れた 町は色づいたクレヨン画 涙までそめて走る 年上の人に会う 約束と知ってて SEPTEMBER そしてあなたは SEPTEMBER 秋に変わった 夏の日差しが弱まるように 心に影が差した SEPTEMBER そして9月は SEPTEMBER さよならの国 ほどけかけてる愛の結び目 涙が木の葉になる...
View ArticleCelebrate Summer〜マーク・ボランが死の直前に放ったシングル曲は“夏を祝福する歌”だった〜
1977年、グラムロックの創始者マーク・ボランはこの世を去った。 「自分は有名になるために悪魔に魂を売ったので30歳までは生きられないと思う」 生前、本人が度々言っていたという言葉である。 若い頃にフランスで魔女と同棲していた彼は、その魔女に「あなたは若くして大成功を収めるが、30歳までに血まみれになって死ぬだろう」と預言されたのだという。...
View Articleコバルトの季節の中で〜ジュリーが作曲し、稀代の演出家・久世光彦が歌詞を手掛けた“秋の名曲”
数々のヒットソングを放ってきたジュリー。 彼が27歳になる年に唄った「時の過ぎゆくままに」(1975年)は、自身が主演を務めたテレビドラマ『悪魔のようなあいつ』の挿入歌として大ヒットし、自己最高記録(累計91.6万枚)となる売り上げを叩き出した。 その頃、彼の才能と可能性を最大限に引き出した仕掛人がいたという。 当時TBSの演出家でプロデューサーだった久世光彦。...
View Article道化師のギャロップ〜あの運動会の定番曲は児童劇のために作曲されたものだった!?
スポーツの秋ということで…誰もが一度は耳にしたことのある“運動会の定番曲”をご紹介します。 運動会の起源はヨーロッパにあるとされるが、日本で行われだしたのは明治時代である。 当初、運動会は「競闘遊戯会」「体操会」「体育大会」などと呼ばれていた。...
View Article紅葉(もみじ)〜日本の着物に喩えられた美しい詩は、碓氷峠にあった小さな駅から見える風景だった
文部省唱歌作家で“名コンビ”とされている高野辰之(作詞家)と岡野貞一(作曲家)。 「故郷(ふるさと)」、「春が来た」、「朧月夜(おぼろづきよ)」など、彼らの名前を知らなくても、日本人ならば誰もが耳にしたことがある名曲たち。 今回ご紹介する秋の歌「紅葉(もみじ)」も、彼らが手掛けた作品だ。 一説では、この歌に関しては「岡野貞一の作曲でないかもしれない」という説もある。...
View ArticleAutumn In New York(ニューヨークの秋)〜天才作曲家ガーシュウィンの愛弟子が書いた秋の名曲
ジャズのスタンダードナンバーとして人気の高いこの名曲「Autumn In New York(ニューヨークの秋)」は、作曲家ヴァーノン・デュークが作詞も手掛けた作品で1934年に書き下ろされたもの。 同年に公開されたミュージカル『Thumbs Up!』の劇中歌として使用されたのが初出だと言われている。...
View ArticleLullaby of the Leaves(木の葉の子守歌)〜アメリカのポピュラー音楽の礎を築いた“ティン・パン・アレー” から生まれた名曲
何万という星が見下ろす南部の空の下で 僕をゆりかごに眠らせて歌っておくれ 木の葉よ…子守唄を歌っておくれ 天の青さで僕を覆い ひとつ、ふたつ夢を見させておくれ 木の葉よ…子守唄を歌っておくれ 風に吹かれながら僕は深呼吸をする そして木々を通り抜ける風の歌を聴いている “Ooh-ooh, ooh-ooh, ooh-ooh” 岸辺を撫でる松林のメロディーよ いつも聴いていたおなじみの歌さ...
View ArticleWalk Out To Winter〜ジョー・ストラマーが歌詞に登場するアズテック・カメラの冬ソング
冬に向かって歩き出そう 僕はそうするって決めたんだ 寒さが君の目を覚ます どうしようもなくなって 君は初めてなぜなんだろうと考える 彼らの名はアズテック・カメラ。 スコットランドの中南部にある工業都市イースト・キルブライド出身のロディ・フレイム(ボーカル&ギター)を中心としたグループだ。...
View Article冬のリヴィエラ〜大滝詠一&松本隆という名コンビが生み出した“異色のヒットソング”の誕生秘話
彼女(あいつ)によろしく伝えてくれよ 今ならホテルで寝ているはずさ 泣いたら窓辺のラジオをつけて 陽気な唄でも聴かせてやれよ アメリカの貨物船が 桟橋で待ってるよ 冬のリヴィエラ 男って奴は 港を出てゆく船のようだね 哀しければ 哀しいほど 黙りこむもんだね イタリア語で海岸を意味する“リヴィエラ”を舞台に、何とも切ない大人の歌物語が描かれた名曲である。...
View Article雪山讃歌〜アメリカ西部開拓時代のメロディーが、海を渡って雪山の歌になった経緯とは!?
ゴールドラッシュでその地を訪れたある鉱夫は 谷の洞窟で鉱脈を採掘しながら クレメンタインという名前の娘と暮していた 妖精のように輝いていた彼女 靴のサイズは9号だった 蓋のないニシンの箱 それが彼女のサンダルだった おお 愛しのクレメンタインよ… 行方知れずになって永遠に去ってしまった 本当に悲しいよ…クレメンタイン 日本では「雪山讃歌」として知られているこのメロディー。...
View Article仰げば尊し〜昭和世代の“大定番”卒業ソングのルーツを辿る
仰げば 尊し 我が師の恩 教(おしえ)の庭にも はや幾年(いくとせ) 思えば いと疾(と)し この年月(としつき) 今こそ 別れめ いざさらば 互(たがい)に睦(むつみ)し 日ごろの恩 別(わか)るる後(のち)にも やよ 忘るな 身を立て 名をあげ やよ 励めよ 今こそ 別れめ いざさらば 朝夕 馴(な)れにし 学びの窓 蛍の灯火(ともしび) 積む白雪(しらゆき) 忘るる 間(ま)ぞなき ゆく年月...
View Article襟裳岬〜“何もない春です”と歌われた名曲にまつわる“色々事情あり”な誕生エピソード
北の街ではもう 悲しみを暖炉で 燃やしはじめてるらしい 理由(わけ)のわからないことで 悩んでいるうち 老いぼれてしまうから 黙りとおした歳月(としつき)を ひろい集めて 暖めあおう 襟裳の春は 何もない春です 君は二杯目だよね コーヒーカップに 角砂糖をひとつだったね 捨ててきてしまった 煩わしさだけを くるくるかきまわして 通りすぎた夏の匂い 想い出して 懐かしいね 襟裳の春は 何もない春です...
View Article母の歌〜その後のポピュラー音楽に多大な影響を与えた名曲の誕生秘話〜
毎年5月の第2日曜日は、母親にカーネーションやプレゼントを贈って日頃の感謝の意を表す記念日「母の日」です。 日本で最初に母の日が行われたのは、明治時代の末と言われています。 それが大正時代になるとキリスト教会や日曜学校で徐々に広がりを見せていきます。 そして昭和に入ると、大日本連合婦人会が結成されたのを切っ掛けに、皇后の誕生日の3月6日を母の日と定めました。...
View ArticleLa Vie en Rose(バラ色の人生)〜エディット・ピアフが最愛の弟子イヴ・モンタンに捧げた愛の歌
5月の誕生花であり、この季節に見ごろを迎える薔薇。 いつの時代も性別や年齢にかかわらず多くの人々を虜にしてきた、まさに“花の女王”である。 その歴史も長く、品種や色も豊富な薔薇の中でも屈指の人気を誇るのがピンク薔薇だという。 薔薇といえば赤色を思い浮かべる人も多いと言うが、初のハイブリッドティー(四季咲き性の大輪品種)とされる薔薇はピンクなのだ。...
View ArticleRain Dogs〜トム・ウェイツが80年代に発表した名盤にまつわるいくつかの逸話
壊れた置き時計の中 ワインをまき散らす 雨の犬たちと一緒になって… タクシー、俺たちゃ歩いた方がよさそうだ 雨の犬たちと一緒に戸口めざし一目散 だって俺も雨の犬だからね… ラムを浴びるように呑んで 踊りの精を追い払ってしまえ 雨の犬たちとつるんでね… 破滅の行列にくわわるのさ 俺の傘なんて雨の犬たちにくれてやる だって俺も雨の犬だからさ… このタイトルナンバーを含むアルバム『Rain...
View ArticleSeptember〜アース・ウィンド・アンド・ファイアーが放ったダンスナンバーの金字塔
覚えてるかい 9月21日の夜のこと 知らんぷりしてた僕らの気持ちを愛が変えたんだ 雲を追い払うようにね 僕たちの心は高鳴っていた 魂の歌に合わせて 僕たちが踊ったあの夜 星が夜を盗んでいったのを忘れない… バーディヤ 覚えてるかい バーディヤ 9月に踊ったダンスを バーディヤ 雲ひとつない素直な気持ちで...
View ArticleMy Funny Valentine〜聖バレンタインデーに聴く珠玉のスタンダードとビリー・ジョエルの名曲〜
2月14日はSt. Valentine’s dayです♪ 今日はバレンタインデーにちなんで「My Funny Valentine」をご紹介します。 我が国では“チョコレートの日”のような定例行事になっていますが…もともと聖バレンタインデーと云えば、キリスト教の聖職者の死を悼む宗教的行事だったことをお忘れなく。 由来や起源については【日本チョコレート・ココア協会】のページをご覧下さい。 ■St....
View Article松田聖子のヒット曲「赤いスイートピー」の誕生秘話
1982年1月21日、当時トップアイドルの名をほしいままにしていた松田聖子が8枚目のシングルをリリースした。 曲のタイトルは「赤いスイートピー」。 その歌は、これから訪れる新しい季節に向けた“春ソング”だった。 クレジットには作詞:松本隆、作曲:呉田軽穂(松任谷由実のペンネーム)の名が記されている。 スイートピーと言えば、春の代表的な花である。 原産はイタリアのシチリア島。...
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